やり直せる社会であってほしい 失敗だらけの人生だからこそ、そう願う
失敗や過ちだらけの私が言うのはおかしいのですが、
最近のマスコミ報道を見ていると、どうしても胸が痛くなります。
誰かが過ちを犯したとき、その出来事を何度も繰り返し、時に誇張してまで報じ続ける姿勢。
もちろん、事実を伝えることは報道の役割だとわかっています。でも、それが“真実を伝える”ことから外れて、まるで一人の人間を徹底的に叩くための材料集めのようになってしまっている。そんな印象を受けるのです。
私自身、これまでたくさんの失敗を重ねてきました。
情けないほど間違えて、落ち込んで、迷惑もかけてきました。
それでも、誰かの言葉や励ましによって、なんとか立ち上がってこられた経験があります。
だから思うのです。
人は誰しも、失敗します。間違いもします。
でも、やり直すことができる。それが人生の本質なのではないでしょうか。
過ちを責めるよりも、その人がもう一度立ち上がろうとする姿を見守り、応援する。
そんなあたたかい社会であってほしいと、心から願います。
応援があることで、人は自分の過去と正面から向き合える。
支えがあることで、また一歩前に進む勇気が湧いてくる。
そして、そんな優しさに触れた人が、次は誰かを応援できるようになる。
失敗ばかりの私ですが、それでも誰かのやり直しに光を当てられる人でありたいと、そう思います。
~うまくいかなかった日々が教えてくれた、大切な想い~
一般社団法人かずさーズ 齋田清孝